はじめに
カミナシでソフトウェアエンジニアをしている Taku(X アカウント)です。
カミナシではプロダクトのインフラに AWS を利用しているのですが、その学習の一環として AWS が主催するイベントに業務時間を利用して参加させていただいてます。
今年は AWS Jam / GameDay というイベントに計3回参加してみて、学びが多いイベントと感じたため共有させていただきたいと思います。
参加したイベント
- 2024/6/20:AWS Jam(in AWS Summit Japan)
- 2024/6/21:AWS GameDay(in AWS Summit Japan)
- 2024/8/26:AWS AI GameDay
イベントの内容についてはネタバレ防止で公開不可のため、本記事には技術的な細かい話は出てきません。
その分ライトに読めると思うので、聞いたことがあるけど参加したことがないといった方にぜひ読んでもらえると嬉しいです。
AWS Jam / GameDayとは
AWS Jam / GameDay は、チーム(場合によっては個人)でAWSのサービスを活用し、実際のビジネスシナリオを基にした課題を解決するイベントです。
どちらも Gamification (ゲーミフィケーション) という手法を用いており、ゲーム感覚で課題をクリアしていき得点を競うことで楽しみながら AWS の学習を行うことができます。
それぞれの違いとして、
- AWS Jam:特定の技術領域やテーマにフォーカスして、参加者が課題を解決していく形式のイベント
- AWS GameDay:架空のビジネスシナリオに基づいた競争型のイベント
と目的や形式に多少違いがありますが、どちらも AWS 側が用意した環境を利用することで安全に進めることができます。
より詳細を知りたい方は以下公式の記事をご参照ください。
AWS Jam
AWS GameDay
オススメするポイント
私も今年初めてAWS Jam / Game Day に参加したのですが、AWS にあまり詳しくない初学者ほど学びがある良いイベントと感じました。
イベントの内容には触れられませんが、今回はオススメするポイントをご紹介させていただきます。
オススメポイント①:安全な環境で自由に AWS サービスに触れることができる
AWS Jam / GameDay はともに AWS が用意した環境を利用してイベントを進めていきます。
私もそうでしたが、初学者の頃は実際に業務で利用している AWS 環境を操作したり、自分で学習用の環境を用意することはハードルが高いと思われます。
AWS Jam / GameDay では用意された環境の中で作業ができるため、誤って壊したり高額請求の恐れなしに進めることができるため、気にせずガンガン AWS サービスを触って学ぶことができます。
AWS を学習するためには実際に触って試してみることが一番ですので、ゲーム感覚で AWS のサービスに触ることで自然と深い学びを得ることが出来ます。
オススメポイント②:自身のレベルに合わせた問題を解きながら、わからないことをがあれば有識者に教えてもらうことができる
AWS Jam / GameDay にはいくつかの問題が用意されており、自身のレベルに合った問題を解くことができます。
出題される問題は会によってまちまちですが、今年の AWS Summit Japan での AWS Jam の問題は以下のように基本的な AWS サービスの問題が多く出題されていました。
また基本チームで協力しながら進めるため、わからないことがあれば他の方に聞くことで新たな学びを得ることができます。
公式の説明にも以下のような記載があり、開始時のイントロダクションでもその旨説明があるため安心です。
私が過去に参加したイベントでは、普段マネジメントをメインにされている方・営業の方・フリーランスで AWS 認定資格12冠(!!)など様々なバックグラウンドを持つ方が参加されており、お互いに協力しながら楽しく進めることができました。
普段の仕事仲間とは別の方から良い刺激や学びを得られる良い機会ですので、ぜひ参加して色々な方と交流してもらえればと考えています。
オススメポイント②:普段触らない AWS サービスにも触れることができる
AWS には現在約320のサービスが存在しているため、普段の業務の特性上あまり触れることがないサービスも多々あるかと思います。
AWS Jam / GameDay においては S3 や IAM などよく利用されるサービスの他にも、特定のシナリオに沿いながら普段利用しないサービスにも触れることができます。
AWS Jam / GameDay には特定の分野にフォーカスしたイベントもあり、私が参加した AI GameDay では AWS の新しい生成 AI 系のサービスに触れることができため、今後のプロダクト開発のヒントになると思いました。
※ AI GameDay の様子は AWS Japan の公式ブログでも公開されています。カミナシの有志で参加したところ、昨年に続き惜しくも2位だったため来年こそは。。
イベントに参加するには
AWS Jam / GameDay に参加するためには、AWS が公開するポータルサイト等から申し込む必要があります。
不定期に開催されることもありますが、日本国内で参加する場合は年に1度開催される「AWS Summit Japan」が一番参加しやすいかと思います。 aws.amazon.com
ただし、こちらは例年エントリーオープンしてすぐ満席となるため、X などで AWS の情報を発信されている方の情報をキャッチし、オープン直後に申し込む必要があります。
AWS Summit Japapn 2024, 一般申込み受付開始は5月8日!
— 猫を愛するAWSサメグループ担当 (@numaguchi) April 25, 2024
AWS GameDay/AWS JAM も5月8日の一般申込みでは受付を再開します。https://t.co/diiEPLLymU
調べてみると JAWS-UG で開催されることもあるようなので、興味がある方は各地の JAWS-UG の X アカウントや connpass などをフォローしておくことで有益な情報がキャッチできるかもしれません。
また AWS Jam は有料にはなりますが、AWS Skill Builder にて体験することができるようです。
Skill Builder は好きなタイミングで実施することができるため、ご興味ある方は個人もしくはチームにてスキルアップのためにやってみるのも良いのではないでしょうか?
最後に
AWS Jam / Game Day は日本だけでなく世界各地で行われており、特に今年も 2024年12月2日〜6日にアメリカのラスベガスで開催される AWS re:Invent でも複数回開催されます。
今年は私も現地参加する予定ですので、AWS Jam / Game Day 中心に参加してたくさん学んでくる予定です!
今年はカミナシから re:Invent に5名参加し、内2名は登壇者として参加します!! prtimes.jp
私は単なる参加者ですが、例年通り参加メンバーで現地の様子や面白かったセッションなどを共有する記事を書く予定ですので、そちらも楽しみにしていただけると幸いです!
過去の re:Invent 関連記事
2022年
kaminashi-developer.hatenablog.jp
kaminashi-developer.hatenablog.jp
2023年 kaminashi-developer.hatenablog.jp kaminashi-developer.hatenablog.jp kaminashi-developer.hatenablog.jp