こんにちは!
カミナシでエンジニアリングマネージャーとして働いております、吉永です。
先日、 3/21 に Findy さんが主催の「TechBrew in 東京 〜mtx2sさんと考えるコード品質とビジネスインパクト〜」というイベントに参加してきました。
イベントにブログライティング枠なるものがあったので、この枠での参加ではないものの、参加レポートを書いてみます。
動機
mtx2s さんの記事は以前から参考にさせていただくことが多くて、毎回首がもげそうになるくらいの共感や学びを得られていました。自分自身のマネジメントの参考にもしています。いつかお会いしてみたいものだなと思っていたところ、偶然このイベントが開催されることを知り、すぐに参加を決意した次第でした。
イベントのテーマも今の私にうってつけのものでした。私の担当するチームが提供するサービスは2020年6月に正式ローンチしており、4年近い時間が経過しています。会社の更なる成長を実現するために、より大きなビジネスインパクトを生み出したい一方で、時間の経過とともに劣化していく内部品質を改善し、質とスピードを両立させなければなりません。
まさに今、「顧客への価値のロードマップにアラインした技術課題 (内部品質や負債解消など) のロードマップ」を作ろうとチャレンジしているタイミングでしたので、非常に良いインプットになりそうな予感がありました。
偶然、CTOの @toricls や同僚の @manabusakai もこのイベントに参加することになっていたようで、3人一緒に登壇を拝聴いたしました。
イベント当日
イベントは大崎にあるfreee社のイベントスペースで開催されました🥳 広く居心地の良い空間で、飲食の提供もあったのでリラックスして過ごすことができました。会場の様子は @kimi_koma1111 さんの参加レポートを見るとよくわかります。(私も写真取ればよかった💦)
当日は専用のDiscordチャンネルに参加して、参加者間での交流や、登壇の感想共有をすることができました。次のイベントの告知もチャンネル上でさりげなく行われており、Findyさんのイベント運営力高いな〜と思いました😎
イベントは mtx2s さんの登壇の後に10分のLT2本、最後に懇親会という流れでした。
mtx2s さんの登壇
登壇資料はこちらに公開されています。素晴らしい内容でしたのでぜひご覧になってください⭐️
とても乱暴に三行でまとめるとこんな感じです。
ビジネスとエンジニアリングの接合点は「見積もり」と「価値」 コード品質が悪いと、プロジェクトの計画と管理を難しくさせ、開発時間を長期化させる 保守性のなかでもテスト容易性は可視化しやすく着手しやすい
資料中に Time to Market (T2M) という Evidense Based Management (EBM) の用語が登場したのが個人的な気づきのひとつでして、EBM のフレームに沿って現在のプロダクトや組織を観察することで、課題の具体性をあげたり、エンジニアリングのバックグラウンドを持たない人に対しても、理解しやすい説明ができたりしそうだなと思い、復習しなおしているところです。
登壇内容は過去の経験に照らし合わせて、「そうだよな〜〜」と思えるものでした。ただこれをわかりやすい形で他者に伝えることができて真の理解とも言えるので、改めて mtx2s さんの洞察の深さに感心させられたのでした。
ライトニングトーク
LT1本目は freee 社の内部品質チームに所属する t-mario-y さんから「開発者に感謝される品質チームになる」というタイトルで発表されました🔥
最初は内部品質チームというのがイメージが沸かなかったのですが、聞いていくうちにふむふむこういう役割っぽいな、という感触を掴むことができました。品質チームの振る舞いが開発チームに煙たがられるのではないか?という懸念を感じてしまうんだな、というのは私にはない着想でした。すごく熱量のこもった話しぶりだったので、自分の仕事に誇りを持っている方なんだろうな〜と思いました!
LT2本目は mkitahara さんから「コード品質向上タスクの優先順位を判断するために必要な観点を探究する」を発表いただきました👀
mtx2s さんの登壇内容とオーバーラップする部分もありつつ、品質特性を掘り下げ、なぜ品質改善が進みにくいのか?という構造に迫った内容でした。とくに、品質改善は終わりが見えない、いくらでもやれてしまう、というのはすごく理解できるもので、それに対して「終わらせることをはじめよう」という考え方は、最初の一歩を踏み出すために必要なことだな〜と思った次第です。
懇親会🍻&まとめ
飲食を楽しみながらワイワイとお話しすることができました! mtx2s さんにどうしたら良質なアウトプットを生み出せるのか、直接聞くことができてとてもよかったです。
総じて非常に満足度の高いイベントに参加することができました🙌 主催の Findy さん、会場提供の freee さん、登壇者の皆様には大変感謝しております。 また積極的に参加して、機会があれば弊社からも登壇やLTができるとよさそうです。
以上、参加レポートでした〜〜