カミナシのエンジニア@Takuです。
先日エンジニアチームにてABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という形式で輪読会を開催したところ、とても良かったので共有させていただこうと思います。
はじめに ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)とは
私もこの度初めて知りましたので簡単にご紹介
読書手法の1つでして、やり方を簡単に書くと、
1. 1冊の本を参加者で分担して読んでまとめる 2. まとめた内容を発表 3. 読んだ・発表を聞いた際に得た気づきを共有・対話する
といったものとなります。
公式サイトの説明は以下のようにありましたので、こらも一読いただくとよりイメージがつきやすいかと思います。
アクティブ・ブック・ダイアローグ®は、読書が苦手な人も、本が大好きな人も、短時間で読みたい本を読むことができる全く新しい読書手法です。
1冊の本を分担して読んでまとめる、発表・共有化する、気づきを深める対話をするというプロセスを通して、著者の伝えようとすることを深く理解でき、能動的な気づきや学びが得られます。
またグループでの読書と対話によって、一人一人の能動的な読書体験を掛け合わせることで学びはさらに深まり、新たな関係性が育まれてくる可能性も広がります。アクティブ・ブック・ダイアローグ®という、一人一人が内発的動機に基づいた読書を通して、より良いステップを踏んでいくことを切に願っております
輪読会開催のきっかけ
開発チームの課題を解決するための勉強会を開催したいというのが発端です。
カミナシでは 開発をスクラムを用いて実施していますが、我流で実施している部分が多くありました。 現在はそこの是正に取り組んでおり、スクラムマスターの指導の元、一度基本に立ち返るための勉強会を開催したいとなり、SCRUM BOOT CAMPを読むこととなりました。 www.shoeisha.co.jp
輪読会をABDをやってみる
輪読会ですが、皆さん普段の業務等あり事前に読む形式だと難しいよねということで、準備のいらないADB形式で開催することとしました。
実際にどのような形でやったかというと以下のような形になります。
1. 1時間枠を確保 2. 最初30分で各自割り振られた箇所を読む 3. 残り30分で発表・気づきの対話を行う
1つの会でどこまでやるかは参加者の人数によって決め、今回のSCRUM BOOT CAMPですと1人3章を割当、残りの章は次回に回すようにしておりました。
また、輪読会は業務時間中に実施してますが、各自のタスクや予定もあるため基本的に任意参加としております。
現在は週1〜2回の出社日を除いてリモート勤務となっているため、輪読会もリモートで、
- 開始・発表はmeet
- まとめはNotion
を利用して実施しました。
ABDをやってみて
ABDをやってみて良いと感じた点は以下です。
- 事前準備が不要で参加することができるのでハードルが低い
- 読む時間が決まっているのと、発表しないといけないので短時間で集中して本が読める
- チームでやることで、現在できているところ・できていないところ、自チームでこれは使える・・などのケーススタディのような議論ができる
上記はABDの公式サイトにも記載されていることですが、実際にやってみて改めて実感することができました。
今回Notionを使ってまとめを行ったのも良かったと思い、リアルタイムでコメントをつけながら対話することができてやりやすかったです。
※ただし、コメントはResolve
してしまうと消えてしまうので押さないように注意
個人的にすごく良かったのがやはり発表後の対話でして、 自分たちはどうやってる?どうしたら良い?といった議論ができるため一人で本を読むだけでは得られない学びが得られました。
メンバー間での知識の平坦化や、考えの共有の場にも使えると思いました。
逆に物足りなかった点としては、やはり自分が読まなかった部分は要点を聞くのみなので、また時間のある際に個人でも読み返したいなと思いました。
ABDをやってみて
最近の新たな取り組みとして輪読会をやってみたところ学びが多かっため、引き続き様々なテーマの本を元に週1ぐらいのペースでやっていきたいと思っています。
カミナシ では次のテーマとして、
- テスト手法
- UI / UX
などが挙がっておりまして、チーム内で課題として挙がっているものについてについて皆で学んでいけたらいいなと思ってます。
最後までご覧いただきありがとうございました。 輪読会やってみたいけどどのようにすれば良いかわからない・・といった方の参考になれば幸いです。